消費税増税について 3 (^_^)

こんにちは、渋谷の税理士です。またまた間が空いてしまいましたが、消費税についての話の続きです。
さて、消費税増税は是か非かについて、税率の引き上げによって税収が増加するのか、それからそもそも税収の増加が必要なのかと言う話をしてきましたが、結局の所、結論と言える物にたどり着くのは中々難しいようです。日本のみならず世界的にも現在の経済情勢が不安定である事、またわが国の将来の社会構造の変化への対応が明確でない事などから問題が複雑になっていると思います。最終的には、まあこちらの方が良いだろうと思われるほうに決めるしかないと言った所でしょうか。
ところでこのように意見の大きく分かれる事項について、意思決定をする場合に大事な事は何でしょうか。それは十分な検討を重ねた上で結論を出す事が必要だと言うことです。これは意思決定の過程における形式の面にとどまらず、将来的にその決定の結果の影響を受ける者、つまり国民自身の意思に基づく決定と言えるかどうかということに結びついてきます。平たく言えば、自分でよく考えて決めた事なんだからしょうがないでしょ、と言う事ですね。
こうして考えると、今回の消費税増税については、しっかりとした議論がなされた上で決まった事だったのかどうか、そしてその結果として民意をきちんと反映したものなのか、と考えてみる事も必要だと思います。皆さんはどうお考えですか。