法人の3月決算 - 景気回復の事

こんにちは、渋谷の税理士です。ゴールデンウィークも終り、皆さんもうすっかり通常モードに戻った所でしょうね。私、渋谷の税理士さんも今月5月は法人の3月決算がありますので結構バタバタしています。3月決算は数が多くて中々大変なのですが、その上法人税法等の改正があり、これらの改正法の適用がこの3月決算からと言うものが沢山ありますので気をつけて処理をしないといけません。
3月決算と言えば少し前には大手企業の決算発表もありましたが、業績が急回復している所もある反面、そうでない所もありで、まだ一概に景気が良くなったとは言い切れないと思いますが、ただ先日発表になった25年1〜3月期のGDP(国内総生産)の速報値は年率換算で3.5%増となり、プラス成長が続いていると言う事はいえるようです。企業の設備投資はまだまだ回復していないようですが、個人消費、輸出といったところが伸びていると言う事ですので、さらに良い方向に向いていく事が期待されます。特に税金関係では、いよいよ消費税の税率アップが確定的になってきたようですので、これからは建設業、中でも住宅建設関連の会社は忙しくなってくるのでしょうね。
ただ消費税と言えば、3パーセントから5パーセントへと税率が上がった前回平成9年の増税の時には、その後景気が長い低迷期に向かってしまったと言うこともありますので、良い事ばかりとはいえません。消費者の立場からすれば円安による物価上昇があり、消費税増税で更に物価は上昇する事になりますので、もし給与収入がその分以上に増加しなければ、生活は苦しくなる事になりますのでね。